SR500

ビッグシングルのクラシックバイク「SR500」

エンジンの進化は、年代と共に多気筒化で行われていました。単気筒から二気筒、2気筒から4気筒、その間に3気筒エンジンというものもありました。

一部では6気筒エンジンを搭載するモデルもありましたが、幅が出てしまい、オートバイとしての軽快な走りを阻害する、転倒した時に損害が大きくなるということで今ではあまり使われなくなりましたが、こういった流れでオートバイのエンジンはどんどん進化してきたわけです。

しかし、中にはそういった正常進化をあえて選ばず、昔のままのスタイルを持つモデルもありました。それがヤマハのSRシリーズです。

SRシリーズの最大モデルとなるのが500ccのSR500、モトクロスモデルのXT500のエンジンを搭載して作られたネイキッドタイプのモデルです。

搭載されているエンジンは4ストロークSOHC単気筒で燃料供給はキャブレターで行っていました。

このモデルが発売されたのは1978年で、当時としても高性能モデルを皮切りにどんどん2気筒化が進んで行った中で、あえて過去に戻ったかのように単気筒エンジンを用いて、走行性能やエンジンパワーというものではなく、昔ながらのオートバイらしさを感じることができるものとして販売されました。

前後ドラムブレーキにスポークホイール、そしてスターターモーターなしのキック式スターターという、よく言えばクラシカル、悪く言えば古めかしいパッケージを持っていましたが、それが人気の秘密となり、最新式の2気筒エンジンや4気筒エンジンではなく、独特な排気音を発する単気筒エンジンのSR500を選ぶ方がたくさんいました。

ちなみのこのモデルに乗る方に左足にけがを負う方が速述していました。その原因はキックスターターです。

単気筒エンジンのキックスターターはタイミングや力、キックする時のピストンの位置によって、エンジンの圧縮による蹴り返し、通称「ケッチン」をくらうことあり、500ccという比較的大きな排気量をもつことから相当な力のケッチンをくらうことがよくありました。

一発でこのエンジンをかけることができるかどうかで、どれだけこのオートバイを乗りこなせているかがわかるぐらいでした。

 

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